『シンプルに生きる』/ドミニック・ローホー(著)お洋服の選び方、残し方について考える

シンプルライフ(シンプリスト)、ミニマリズム(ミニマリスト)という言葉が一般的になっていますが、私が初めて意識したのはドミニック・ローホーさんの『シンプルに生きる』を読んだのがきっかけです。

とっても日本文化へのリスペクを感じる著書でした。

ドミニック・ローホーさんとは

著述業。フランスに生まれる。ソルボンヌ大学で修士号を取得し、イギリスのソールズベリーグラマースクール、アメリカのミズーリ州立大学、日本の仏教系大学で教鞭をとる。アメリカと日本でヨガを学び、禅の修行や墨絵の習得などをとおし、日本の精神文化への理解を深める。シンプルな生き方を提唱し、フランスはもとよりヨーロッパやアジア各国でも著書がベストセラーに

『成熟とともに限りある時を生きる』より

シンプルライフの原点

本書の冒頭にこんな一節があります。

よりシンプルに生きること、
すなわち物質的、身体的、心理的、精神的に
今に勝る生き方を願うすべての人のために
それぞれに与えられている無限の可能性を
それぞれが見出すための手助けになりますように。

『シンプルに生きる』より

物質的にシンプルになるだけでなく、身体的、心理的、精神的にもというのが最初はとても不思議でした。

私にとっては時々ぱっと開いて読み返す、そしてたまにじっくり読み返したくなる本です。

本物しか残さない

著書の中ではシンプルなものとは「美しいもの」「適切で便利なもの」と定義されています。

「簡素」(シンプル)には人をポジティブに、豊かにさせる側面があることを気づかせてくれるが、このシンプルにしていく過程において「洗練」という要素も見落とせない、とも書かれています。

真の満足を知るための授業料は安くなく、いろんな物に触れて「より良いもの」に出会った場合にはアップデートしていくことも重要だと教えてくれました。

妥協してものを選ぶと、満足感が得られず不満が残るため、自分にとって完璧なものだけを購入し、手元に残していくようにと。

シンプルがあなたのスタイルを磨く

スタイルは自分を理解した上に完成し、流行は変化していきますが、スタイルは残ります。

流行は既成のものですが、スタイルは自分で決めるものであり、年齢を重ねるごとにスタイルを洗練させていくべきと書かれています。

まずは自分のクローゼットの中から中途半端な服、小さすぎたり大きすぎたり、一回も着てない服、古すぎたりする服を処分しましょう。

これにより自分のスタイルの見直しができます。

また、新しくアイテムを購入する際は、下記の条件をチェックポイントとしています。

・オーソドックスな服
・品質が保証されているブランドの服
・手入れが簡単な服
・自分のワードローブの他の5着とコーディネートできる服

こうしてワードローブを洗練させていき、優雅で自信たっぷりに素敵に着こなしていきましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました